仏壇や葬儀でも皆様ご存知、チーンと鳴らす仏具の「おりん」。もともとは座禅をする宗派(曹洞宗や臨済宗)などの禅宗で使われていた仏具ですが、現在はすべての宗派で使用されています。「おりん」のお寺さんとしての意味は読経の際に音を鳴らして、音程とリズム合わせのために鳴らされます。おりんの音色と同じ音程でお経を読み始めます。
一般的に仏様にお線香をあげ、手を合わせる際の合図として使われることが一般的です。また「おりん」が響かせる音は、空間を清めて邪気を払うとされています。供養や祈りを「おりん」の音に乗せて、極楽浄土に届けるともいわれます。
細かい話をしますと、浄土真宗でも、宗派により音色が違うと言われています。