私は福祉ボランティアをしています。
新たな年を迎えて、悩みを話して下さいました。
昨夜、ある若いお母さんから母親への憎しみがあり未だに実家には戻っていない。電話でも喧嘩してしまうと。
確かに、母親を親とも思わない悪言苦言を言う娘さんでした。
今、娘さんは母親になりました。
しかし親への憎しみは変わらず、感謝もありません。
それでは、優しい子供に育てる事が少し心配でした。
私は聞きました。
貴女は、母乳で育ったのですかと。
子を思うならば、ご自分の幼い時のご両親を思うと良いです。
「たらちね」(垂乳根)という言葉がありますよね。
母や親にかかる枕言葉です。垂れる乳の根っこなんです。
母は自分の血液を乳に変え、大切に抱きかかえ、赤子に分け与えます。赤子は栄養と共に母のぬくもりや優しさを感じ、それが私たちの根っこになっているのです。
生まれてすぐ私たちは親から立派な名前をいただきました。
名前には両親の願いが込められています。
この名前に泥を塗らないように生活することが私たちの務めではないでしょうか。
名づけるとは、
もし、良雄と、名付けられたとしますと、毎日、良い人になる様に親の願いが一生、教えてくれている事になります。
年末ではありますが、両親の願いを考えてみてはいかがでしょうか。
すると、我が子に見えてくるものもあり、親としても、気づきがあるかもしれませんね。
お身体、無理しないでください。
とそう伝えました。
実は、私自身に言っているなと、逆に学ばせていただきました。