ニュースでは、親が子を虐待した事件が相次いでます。悲しく辛く涙がでます。
親が子を産むのではありません。子どもが生まれると同時に親になる(親の誕生)のです。
ですから親子の年齢は同じなのです。 何人の子どもが生まれても、その子の親になるのですから、やはり同年齢となるのです。 同じように弟が生まれて兄・姉になり、妹が生まれて姉・兄になるので、兄・弟・姉・妹も同年齢です。 さらにお孫さんが生まれると同時にお祖父ちゃん・お祖母ちゃんの誕生です。ですから祖父母とお孫さんも同年齢です。 このような考え方は、お釈迦さまが悟られた『縁起』の思想です。「彼あるが故(ゆえ)に、これあり」「彼、生ずるが故(ゆえ)に、これ生(しょう)ず」とお示しいただいたように、私たちはお互いに持ちつ持たれつの存在なのです。 自分一人で存在するのではなく多くの「因(いん)」と「縁(えん)」に支えられた私の「いのち」なのですね。
私によく、PTAまとめている若い親から、相談をうけます。
また、親子間の生活の中で、聞こえてきます。
私が言いたい事は、
自分に初めて子どもが誕生した時、あなたは何を感じたでしょうか。
父親と母親では感じることは違うでしょうし、子どもが欲しくて努力をして、ようやく授かって喜びはひとしおということもあるでしょう。
そうかと思えば、それまでの自分の人生や境遇によっては、子どもが生まれたことを、素直に喜べないということもあるかもしれません。
生まれた時に色んな気持ちがあったとしても、一旦この子を育てようと決意してからは、やはり将来幸せになって欲しいと思って、一生懸命子育てをしていると思います。しかし、子育ての只中にあって、時に「何やってんの」と怒鳴ってしまうことがあります。そうやって怒鳴るのは、この子の将来の為を思ってのことだと、自分に言い聞かせたりもしますが、本当のところは、自分のイライラをぶつけていることがほとんどではないでしょうか。
時にはそれがエスカレートし、あげくの果てには「こんな子は、いなかったらよかったのに」と爆発することがあるかもしれません。
親が学ぶべきは、子なんです。