幸せとは健康であって、日々の暮らしに困らないとか、
充分なお金があって、いつもほしいものが得られるなどさまざまでしょう。
私の幸せは、
「どんなときでも、お釈迦さまの教えにそって生きられること」ですが、
なかなかすべてがうまくいくとは限りません。
幸せと感謝の関係ですが、
とても幸せな人が、みんな必ず感謝ができているとは限りません。
また、感謝の思いを常に持っている人は、
たとえたくさんのお金がなくても幸せに暮らしている人も多いと思います。
また、健康であっても不幸な人はいますし、
お金があっても幸せでない人もいます。
健康であっても、家族が不和であったり、
お金があっても、子どもがぐれてしまったりして
「なぜ、こんなことが私ばかりに起こってしまうのか」
と悩んでいる人もいることでしょう。
幸せで何の悩みもないという人であっても、
見えない神仏に感謝をささげて生きているでしょうか。
空気の存在を常に感じて、
「空気様のおかげ、ありがとう」と感謝しなくても、
幸せに暮らしている人は多いのではないでしょうか。
言えることは「幸せな人は、必ず感謝できているとは限りませんが、
感謝できる人は、幸せである人が多い」ということです。
感謝というのは「ありがとう」の言葉で代表されるように、
「有ることが難しいけれども、それが有るようになった、得られて幸せになった」
というふうにとらえることができます。